オープンソースコミュニティ · マルチプラットフォーム対応クライアント

Clash クライアントと設定ファイルのガイド

クライアント選びからルールによる振り分けまで、config.yamlの主要項目と実際の操作をまとめて確認できます。

オープンソースYAML設定日本語ドキュメント
  • クライアント—5つのプラットフォーム向けインストーラー
  • 設定項目—ポートからオーバーライドまで解説
  • 入門ガイド—サブスクリプションを読み込み、接続を確認
  • 記事—トラブル対処と応用設定
config.yaml YAML

config.yaml

Clash オープンソースコミュニティ · 設定ワークスペース

ポートとモード

mixed-port: 7890allow-lan: falsemode: rulelog-level: info

DNS

enable: trueenhanced-mode: fake-ipnameserver:- 223.5.5.5- 119.29.29.29

プロキシノード

name: サンプルノードtype: ssserver: example.comport: 443udp: true

プロキシグループ

select url-test fallback load-balance

ルール

DOMAIN-SUFFIXDOMAIN-KEYWORDGEOIP,CN,DIRECTMATCH,PROXY

オーバーライドとマージ

prepend-rulesappend-proxiesマージ順

関連ページ

設定項目の抜粋です。完全な設定ではありません。オーバーライドのキーはクライアントによって解釈が異なります。

設定項目早見表 / CONFIG

config.yamlで
よく変更する6項目

入力、出口、ルールの評価順を把握してから設定を変更しましょう。ポートは接続を受け付け、ノードは通信の出口となり、プロキシグループが出口をまとめ、ルールが通信の振り分け先を決めます。

各スニペットは設定項目の理解を目的とした例です。組み合わせてそのまま有効化しないでください。ノード名、プロキシグループ名、ルールの接続先を一致させる必要があります。カーネルやクライアントごとの拡張機能も確認してください。

ブラウザーやアプリからプロキシを使うには、ローカルの接続先が必要です。mixed-portを使うと、同じポートでHTTPとSOCKSの接続を受け付けられます。まずクライアントに表示されている実際の待ち受けポートを確認し、アプリの設定に入力してください。ノードサーバーのポートとは異なります。起動ログにアドレスの使用中と表示された場合は、別のプロキシプロセスを終了してから、ポートを変更するか判断します。自分の端末だけで使う場合は、LANからのアクセスを無効にしておきましょう。ここでいうruleモードはルールによる振り分けを意味し、システムの通信が自動的にカーネルへ送られるわけではありません。システムプロキシまたはTUNの設定は別途必要です。

mixed-port: 7890
allow-lan: false
bind-address: "127.0.0.1"
mode: rule
log-level: info
ipv6: false
クライアントのダウンロード / PLATFORMS

OSに合わせてClashクライアントを選ぶ

まずOSを選び、次にプロセッサーのアーキテクチャを確認してください。GUIクライアントではサブスクリプションの読み込み、設定管理、カーネルの制御ができます。CLIカーネルだけを使う場合は、設定ファイルのパスや起動オプション、システムサービスも自分で管理する必要があります。普段使いのPCやスマートフォンでは、問題を切り分けやすいGUIクライアントから始めるのがおすすめです。

Windows

タスクトレイでの管理、システムプロキシ、ルールの可視化を必要とするデスクトップユーザーに適しています。ダウンロードページではClash Plus、Clash Verge Rev、FlClashなどの配布先を案内し、Clash for Windowsの旧版に関する情報も掲載しています。

旧クライアントから移行する場合は、サブスクリプションURLとカスタムルールを優先してバックアップし、プログラムのフォルダー全体をそのままコピーしないでください。インストール後に起動できてもアプリがプロキシを使わない場合は、TUNを有効にする前に、システムプロキシの設定、実際のポート、アプリ独自のプロキシ設定を確認しましょう。

ダウンロード Windows版クライアント

macOS

「このMacについて」でApple SiliconかIntelかを確認してから、対応するインストーラーを選びましょう。Clash Plus、Clash Verge Rev、FlClashでは、画面や設定管理の方法が異なります。対応OSなどの要件はダウンロードページで確認してください。

システムプロキシとターミナルの環境変数は別の経路です。ブラウザーが接続できても、コマンドラインツールがプロキシを使っているとは限りません。ターミナルから接続できない場合は、使用するツールが対応しているプロキシオプションを確認してください。補助サービスのインストールには権限が必要な場合があります。クライアントの案内に従って一つずつ設定しましょう。

ダウンロード macOS版クライアント

Android

スマートフォンではClash Plus、Clash Meta for Android、FlClash、Surfboardから選べます。クライアントによって対応するサブスクリプション形式は異なります。ファイルをダウンロードできても、記載されたすべての設定項目を認識できるとは限りません。

初回接続時は、システムのVPN接続許可を確認してください。画面ロック後に接続が切れる場合は、バッテリー管理やバックグラウンド実行の制限を確認しましょう。VPNを使う別のアプリとの同時利用が競合することもあります。アプリごとに通信を振り分ける場合は、対象アプリが許可リストと除外リストのどちらに含まれているかも確認してください。

ダウンロード Android版クライアント

iOS

ダウンロードページではClash PlusのApp Storeへのリンクと公式サイトclashplus.ioを案内しています。インストール後は画面の案内に従って対応する設定を読み込み、プロキシグループに選択可能なノードがあることを確認してから、システムへのVPN構成の追加を許可してください。

Wi-Fiとモバイル通信を切り替えると、名前解決の環境や利用できる出口が変わることがあります。Webページの読み込みが止まった場合は、サブスクリプションの更新、ノードへの接続、特定ドメインのルールのどこで問題が起きているか切り分けましょう。デスクトップクライアントの拡張スクリプトが、スマートフォンでも使えるとは限りません。

ダウンロード iOS版クライアント

Linux

デスクトップではClash Verge RevとFlClashを、サーバーやルーターではmihomoカーネルを検討してください。ソフトウェアパッケージの形式、プロセッサーのアーキテクチャ、ディストリビューションの実行環境をあわせて確認しましょう。ファイル名にLinuxと書かれているだけでは判断できません。

コマンドラインツールでは、通常プロキシ用の環境変数を個別に設定する必要があります。システムサービスが現在のターミナルの設定を自動で引き継ぐわけでもありません。透過プロキシを有効にする前に、ローカルプロキシポートで基本的な接続を確認し、その後でルーティング、DNS、ファイアウォールを調べましょう。一度に複数のネットワーク設定を変更すると、原因を特定しにくくなります。

ダウンロード Linux版クライアント

インストーラーが用意するのは実行環境であり、サブスクリプションが提供するのは接続設定です。このサイトではクライアントと設定に関する情報をまとめています。ソフトウェアをインストールした後も、有効で利用許可のあるノードまたはサブスクリプションはご自身で用意してください。公開するスクリーンショット、問い合わせ内容、共有設定には、サブスクリプションURLや認証情報を含めないようにしましょう。

クライアント一覧を見る →
オープンソースエコシステム / SOURCE

Clash、クライアント、mihomo

この3つの名称は一緒に登場することが多いものの、同じものではありません。クライアントは使いやすさで選び、設定項目はカーネルのドキュメントで確認し、トラブルは実際の実行設定から調べましょう。それぞれの役割を分けると、「ソフトを変えたら直った」という問題の原因も具体的に探しやすくなります。

mihomoのオープンソースリポジトリを見る ↗

Clashプロジェクトから広がるエコシステム

ClashはルールベースのプロキシカーネルとYAML設定を通じて、広く使われる運用方法を築きました。オリジナルのClashプロジェクトや一部の初期GUIクライアントがメンテナンスを終了した後も、コミュニティはそれぞれの方向で開発を続けています。GUIやサブスクリプション管理に力を入れるものもあれば、カーネルのプロトコルやルール機能を拡張するものもあります。そのため「Clash設定」はエコシステムでよく使われる呼び方であり、すべてのソフトウェアが同じ設定項目に対応することを保証するものではありません。

Clash for Windowsの開発終了後に代替ソフトを選ぶ際は、メンテナンス状況、OSへの対応、設定移行の手間を基準にし、画面に慣れているかどうかだけで判断しないようにしましょう。古いガイドに記載されたメニューの場所、補助サービスの導入方法、設定項目の初期値は、現在のクライアントでは異なる場合があります。以前の設定を参考用に残すのは有効ですが、再インポート後は解析結果、プロキシグループの参照、システムへの適用方法を確認してください。

GUIとカーネルの役割を分けて考える

GUIクライアントは通常、サブスクリプションの取得、設定の切り替え、トレイ操作、ログ表示を担当します。mihomoなどのカーネルは、設定の解釈、ルールの照合、ドメインの名前解決、接続の確立を担います。画面にあるスイッチと同じ名前の項目が設定ファイルに存在するとは限りません。逆に、カーネルが対応する拡張パラメーターを、すべてのクライアントの画面から直接編集できるとも限りません。調べる際は、クライアント名とカーネルの種類をあわせて確認しましょう。

mihomoはClashエコシステムの設定方式を引き継いで拡張しており、GPL-3.0ライセンスを採用しています。ソースコードや変更履歴、課題の議論はリポジトリで確認できます。このライセンスが適用されるのは該当するオープンソースプロジェクトであり、すべてのサードパーティ製GUI、ストアアプリ、関連サービスに適用されるわけではありません。このサイトはコミュニティ情報の整理を目的としており、クライアントの配布、ストア情報、機能の範囲は各プロジェクトが定めています。

更新前に変更点を確認し、更新後に動作を確認

クライアントの更新、カーネルの更新、サブスクリプションの更新はそれぞれ別の作業です。クライアントの更新は画面やシステム連携に影響し、カーネルの更新は設定の解析や接続動作に影響することがあります。サブスクリプションの更新で主に変わるのは、ノードやルールの取得元です。問題が起きたら、直近で変更した層を記録しましょう。サブスクリプションの不具合をインストーラーのせいにしたり、使えないノード一つのためにソフトを何度も再インストールしたりするのを避けられます。

現在使えている設定を残し、一度に変更する設定の種類を一つに絞るのが安全です。再読み込み後にログのエラーを確認し、対象アプリから実際に通信できるか検証しましょう。ノードをテストするときは条件を固定し、接続できない場合は時刻、対象ドメイン、適用されたルールを記録してください。ログを共有する前に、サーバーの認証情報とサブスクリプションの情報を削除しましょう。エラー画面だけの画像より、問題を再現できる手順のほうが役立ちます。

ソースコードを見る · ローカルにGitが必要です

git clone https://github.com/MetaCubeX/mihomo.git

クローンはソースコードやドキュメントを読むための操作です。クライアントが自動でインストールされたり、利用可能なノードが提供されたりすることはありません。普段使いには、ダウンロードページからGUIクライアントを選んでください。

最近の記事 / NOTES

サブスクリプションの読み込みと接続のトラブル対処

まず、設定の取得、設定の解析、接続の確立のどの段階で問題が起きているかを確認しましょう。記事では具体的な状況ごとに解説しているため、設定項目のドキュメントをすべて読む必要はありません。エラー内容と実際の設定を確認しながら調べると、次に試すことを見つけやすくなります。

入門ガイド

Clashのサブスクリプションを読み込む方法:URL・Base64・YAML形式の違い

各プラットフォームのクライアントでサブスクリプションを読み込む場所を紹介し、完全なYAML設定、Base64形式のノード一覧、単一ノードのリンクを比較します。まずデータの形式を確認してから、直接読み込むか変換ツールを使うか判断すれば、形式の不一致をリンク切れと誤認しにくくなります。

記事を読む →
入門ガイド

Clashのサブスクリプション更新に失敗するときの対処法と自動更新間隔の設定

ネットワーク、証明書、期限切れURL、形式の互換性から更新に失敗する原因を整理し、自動更新の間隔やプロキシ経由での更新が有効な条件を解説します。読み込み済みの設定で接続できても、サブスクリプションサーバーにアクセスできるとは限りません。

記事を読む →
トラブル対処

Clashの実行ログの見方:よくあるエラーと原因の調べ方

ログレベルと各行の構成から始め、接続タイムアウト、DNS名前解決の失敗、ルールが想定どおり適用されない場合の調べ方を解説します。まず対象の通信に該当する記録を見つけ、ポート、ノード、ルールの順に確認すると、関係のない設定変更を減らせます。

記事を読む →
クライアントをダウンロード